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早口川下流
【天候】晴れ
【気温】早口川午前9時30分・15℃
藤琴川午前12時 18℃
【水温】早口川8℃
藤琴川9℃
【水質】良好
【水量】少し増水
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【暖冬で甘く見ていた・・・】
12日金曜日、大館市の早口川に行ってきたけど、水量は多いし水温も少し低めで、ともかくも本流で釣っていた。
しばらくすると早口ダムの広報車が「ダムの放流を始める」、と呼びかけが始まった。
ただでさえ増水気味なのに、ダムの放流が始まれば万事休す、支流はこれまた増水気味で、水温は8℃なのでここでの釣りは諦めた。
大急ぎでホームグラウンドである藤琴川に戻ることにした、でも1時間もかかる、到着時間はほぼ12時頃。
ここでも増水で流れのスピードが速い、要所を選んでクルマで移動しながら釣るけど釣れない。
オレはもう頭に値が上がっているから、ルアーはとにかく持っているルアーを、取っ替え引っ替え使った。
スプーン大小、ナッゾジグ、フローティング・ミノー、サスペンド、シンキングミノー、何度も何度も根掛かりさせた、そのつどなんとか外した。
一番自信のあるポイントでも、まったく反応がない・・・モウ全敗だった。
【サクラマスの思いで】
14日の日曜日は町内の清掃日、米代川の堤防のゴミ拾いに行った。
堤防に行くといる、いる、サクラマスの釣り師達、空き地にはズラリと並ぶ県外ナンバー、一緒にゴミ拾いしている爺様、婆様の関心事は、サクラマスは食って美味いかマズいかだ、オレは美味いと言って教える。
桜が咲く頃にやって来るから「桜鱒」、美しい名前をもらったもんだ、実際その姿も美しい、桜鱒が身にまとう銀色は儚く、釣り上げた魚体を持ち上げると、桜吹雪が舞うように銀の鱗が散るように取れる、これがさらに釣り人の感性を捉えて放さない。
あるとき淀みの中で動かない魚がいた、オレはとにかく全身濡れながら、正体不明の巨大魚をすくい上げた。
長旅で体力を使い果たし絶命寸前だったのだろう、「彼女」は一切の抵抗をせずにオレの両腕に入った。
大人達は「マスだ、マスだ」といって騒いでいたけど、オレは興奮していてどんな魚なのかそれどころではなかった。
今考えるとあれはサクラマスだった、そしてオレの記憶から消えることはなかった。
【虫しか喰っていないのに、ドーしてミノーに反応するのか】
で、渓流釣りに戻る。
渓流釣りでのフライフィッシングでは、マッチ・ザ・ハッチという言葉があるけどルアーではマッチ・ザ・ベイトという言葉はない。
渓流釣りを始めた頃、イワナ、ヤマメは結構塩焼きで食った。
イワナ、ヤマメの胃袋の中身を見ると、ほぼ虫が入っている、川虫、トンボ、バッタ、ギョッとするくらい大きいのはセミ、渓流釣りは長いけどイワナ、ヤマメの胃袋から魚が出てきたことはただの一度も無い。
けれども、小魚を追い回すイワナは何度も見た、ヤマメでは見たことがない。
イワナ、ヤマメの主食は虫なのだけれど、なぜかミノーは夢中で追いまわす。
思うのだけれどビック・ワンとよばれるくらいの大型のイワナなどは、完全なフィッシュイーターになっているのではないだろうか?
イメージ的にビックワンが、チマチマ虫なんか喰っていないじゃないか、やっぱりビックワンはステーキを喰っている、そう思えてならない。
で、ビックワンと呼ばれる超大物が動き回る時がある、それは増水して濁りが入るときである、たぶん、たぶんだけど狩りに出だすときじゃないかと思っている。
オレは食って美味い中サイズのイワナ、ヤマメは喰ったけど、大型は全てリリースした、なので大型の胃袋は見たことがない。
何を書こうとしたのか分からなくなった、今回の釣りはただの一匹も釣れなかった、もう一息の減水が必要である・・・・そんな感じ。