By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

スピナーベイトの摩訶不思議さと渓流釣り(バス用のスピナーベイトを参考にしてアレンジしてみたお話)

オレがよく行く「瀬」、水深が浅く水温が上がると岩魚は白泡の中に入って出てこない

スピナーベイトと渓流】

バスフィッシングのルアーは、まるでルアーのデパートのようなもので、それこそありとあらゆるルアーがそろっている。

その中で一番理解できなかったのが、スピナーベイトだった。

初めて見たとき、ドーにもコーにも魚が釣れるとは思わなかった。

今でも理解できないのが、スプーンとこのスピナーベイトだ。(笑)

【ブレードよオマエは一体何ものなのだ】

スピナーベイトに付いているブレードは、一体全体何ものなのだ、オレの想像を超えていた、普通であれば話はそこで終わっていた。

その頃オレは渓流釣りの倦怠期というか、中だるみみたいな時期に入っていた。

釣れない日々が続くと、誰も使っていないルアーだったら、大釣りできるかもしれないと思うようになっていた。(笑)

変形渓流スピナーベイト?」右上の所にスナップリングに付けたテンセルが見えるこれがブレードの代わり、久々にこの仕掛けを引っ張り出してキャストしたら釣れた(^-^)2020年の写真

スピナーベイトを真っ直ぐにしてみた(^^ゞ】

そこで時々、頭の中で横切るのが、あのスピナーベイトだった。

けれども、あのままでは渓流釣りでは使えない、あの「くの字」に曲がった状態では浅い瀬など釣りにならない。

で、突然閃いた、「くの字」に曲がった針金を真っ直ぐにすればドーだろうか、ブレードは光るテンセルで代用する、針金はリーダーに換えたら良い。

【渓流用スピナーベイト?】

早速作った、ルアーはパニッシュにして、パニッシュの前方10㎝くらいにスプリットリングを付け、そこにテンセルを付けた。

実際に釣ってみると釣れる、最初は良いと思ったけど、キャストが決まらない、とにかく投げづらいのだ。

これはすぐに止めてしまった。

【ブレードとスプーン】

腕の悪さをルアーでカバーする、オレの頭の中はいつもそのことでイッパイだった。

次に始めたのがスプーンにブレードを付けることだった、渓流用のブレードなんてあるはずもなく、とにかくバス用のブレードを付けた。

けれども、ブレードがあまりにも大きく、ただの一匹も釣れなかった。(笑)

【ミノー+ミノー(>_<)】

次に考えたのがミノーを2個使ったトレーラーだ。(笑)

ミノーとミノーを短いラインで繋ぎ泳がす、これはとても魅力的に思えた。

で、実際に投げてみると前側のミノーは泣きたいくらい泳がず、後ろのミノーはなんとか泳ぐような状態だった。

これはとても人前では出せないと思えるようなシロモノで、腕の悪さを雄弁に物語っているとしか思えなかった。

ブレードとは関係ないが、ミノーのバレの多さに耐えかねて、フッキング時にフックが本体から離れるよう細工した、これは上出来でバレが激減・・・だけどフローティング・ミノーの泳ぎが不細工になった(・_・)けど、結構長い間使っていた、トウィッチングを多用し、無理やり泳がした

【長生きするもんダ】

そして忘れもしない令和3年、2021年、インクス・レーベルから、ナッゾブレードが発売された。

オレは狂喜乱舞した、長生きするもんだ、すぐに頭の中は妄想で埋め尽くされた。

発売後すぐに買った、元々はメバル用に開発されたようだけど、オレは渓流釣りに使った。

渓流でこのブレードを使うのは、一体何人いるんだろう?、いてもごく少数だろうと思うと、オレは自然と「ウヒヒヒ」と顔のネジが何本も緩んだ。

 

とにかくナッゾブレードを、手持ちのルアーに付けてみた、フローティング・ミノー、サスペンド、シンキング、そしてスプーン。

 

あれから三年、徐々にブレードのことが解り始めた(ような気がする)、まだまだブレードでやってみたいことが山ほどある。

乞う御期待あれ。(笑)

写真では分かりにくいけど「変形渓流スピナーベイト?」を使っている(2020年)