By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

刺身と縄文人 料理としてサラダとは違う素材の味の頂点

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写真は去年釣ったヒラメ、自己最高の61㎝フローティング・ミノーで釣った

渓流釣りが終わったので昨日、海に釣りに出かけた。

結果は40㎝のヒラメ一匹、明日ムニエルにして食べようかと思っている。

で、刺身も美味い、なんでコーも日本人は刺身を食うのか、考えてみると不思議だ。

 

【刺身と異国の人】

ほんのチョット前までは外国人は、「魚を生で食するとは・・・理解できませんワ」だった。

捕った魚、煮て喰おうが、焼いて喰おうが、日本人の勝手だろう、と思ってた。

しかしだ、最近は刺身を食う外国人が増えたのだ。

刺身だって、ただ魚を切って出せば良いのではない、鮮度、刺身の温度、熟成させる時間、などなど、刺身に関する知識、理由が分かり出すと、外国人は手のひらを返すようにコロッと豹変する。

 

日本に来て寿司を食うと、これが美味い、生臭さも無い、自国で食べる寿司は実は寿司ではなかったなどといっている。

で、タコ焼きにはタコが入っている。

海外では「デビル・フィッシュ」などと不当な扱いを受け、タコを食するのは地中海沿岸の一部だったのに、たこ焼きの旨さに気づいた外国人はいずれ、タコをも受け入れるだろう。

 

日本人はタコ好きだからタコに関する言葉が多い。

タコ部屋、タコ壺、タコ踊り、このタコー!!!・・・・あまり芳しくない表現が多いなー・・。

ナニを言いたいかというと、このままだと日本人はタコを食することが減る、などと非常に身勝手な考えを持ってしまったりする。

そのうち、海外の人はフグの刺身まで手を伸ばすかもしれない、オレはフグの刺身を食うどころか舐めてもいないのに。

 

縄文時代から刺身】

世界的にみて、これほど多様な魚貝類を刺身で食べるのは日本人だけのようだ。

どうも縄文時代から日本人は刺身を食べ続けたようだ、海岸線から離れた内陸部でも魚貝類の骨などが発見されている。

南北に細長く、四方を海に囲まれている地形がそれを可能にしたのだろう。

そして、魚を刺身にするには多量の水を必要とする、日本は水の国でもある。

火を必要としない刺身は、縄文人にとって自然な調理法だったのかもしれない。

 

しかし、しかしだ、縄文時代から延々、現代に至るまで刺身を食い続けた日本人っていったい何だろう?

刺身は美味い。