By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

令和6年(2024) 4月12日の渓流釣り (完敗でございます・・・・)

つ、つ、釣れない・・・・

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令和6年 (2024年) 4月12秋田県藤琴川下流

                   早口川下流 

【天候】晴れ

【気温】早口川午前9時30分・15℃ 

    藤琴川午前12時   18℃

【水温】早口川8℃

    藤琴川9℃

【水質】良好

【水量】少し増水

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【暖冬で甘く見ていた・・・】

12日金曜日、大館市の早口川に行ってきたけど、水量は多いし水温も少し低めで、ともかくも本流で釣っていた。

しばらくすると早口ダムの広報車が「ダムの放流を始める」、と呼びかけが始まった。

ただでさえ増水気味なのに、ダムの放流が始まれば万事休す、支流はこれまた増水気味で、水温は8℃なのでここでの釣りは諦めた。

大急ぎでホームグラウンドである藤琴川に戻ることにした、でも1時間もかかる、到着時間はほぼ12時頃。

 

ここでも増水で流れのスピードが速い、要所を選んでクルマで移動しながら釣るけど釣れない。

オレはもう頭に値が上がっているから、ルアーはとにかく持っているルアーを、取っ替え引っ替え使った。

スプーン大小、ナッゾジグ、フローティング・ミノー、サスペンド、シンキングミノー、何度も何度も根掛かりさせた、そのつどなんとか外した。

一番自信のあるポイントでも、まったく反応がない・・・モウ全敗だった。

サクラマス釣り師がイッパイ、増水で川に入れないのでほとんどの人が岸からの釣りになり釣りにくそう、写真は海で釣ったサクラマス、これは持ち帰って家族全員で食べた、美味かった

サクラマスの思いで】

14日の日曜日は町内の清掃日、米代川の堤防のゴミ拾いに行った。

堤防に行くといる、いる、サクラマスの釣り師達、空き地にはズラリと並ぶ県外ナンバー、一緒にゴミ拾いしている爺様、婆様の関心事は、サクラマスは食って美味いかマズいかだ、オレは美味いと言って教える。

桜が咲く頃にやって来るから「桜鱒」、美しい名前をもらったもんだ、実際その姿も美しい、桜鱒が身にまとう銀色は儚く、釣り上げた魚体を持ち上げると、桜吹雪が舞うように銀の鱗が散るように取れる、これがさらに釣り人の感性を捉えて放さない。

 

小学生のとき素手で、サクラマスを捕らえたことがある。

家は米代川のすぐそばだったから、米代川でよく遊んだ。

あるとき淀みの中で動かない魚がいた、オレはとにかく全身濡れながら、正体不明の巨大魚をすくい上げた。

長旅で体力を使い果たし絶命寸前だったのだろう、「彼女」は一切の抵抗をせずにオレの両腕に入った。

大人達は「マスだ、マスだ」といって騒いでいたけど、オレは興奮していてどんな魚なのかそれどころではなかった。

今考えるとあれはサクラマスだった、そしてオレの記憶から消えることはなかった。

これはイワナ44㎝、50㎝くらいになると面構えに威厳というか呪術的な凄みが出てくる、とてもじゃないけど塩焼きで食うとか怖くてできないし、腹割いて胃袋を見るなんて、やってみたいけどヤッパできない恐いのだ、八郎太郎のようになるカモしれない


【虫しか喰っていないのに、ドーしてミノーに反応するのか】

で、渓流釣りに戻る。

渓流釣りでのフライフィッシングでは、マッチ・ザ・ハッチという言葉があるけどルアーではマッチ・ザ・ベイトという言葉はない。

渓流釣りを始めた頃、イワナ、ヤマメは結構塩焼きで食った。

イワナ、ヤマメの胃袋の中身を見ると、ほぼ虫が入っている、川虫、トンボ、バッタ、ギョッとするくらい大きいのはセミ、渓流釣りは長いけどイワナ、ヤマメの胃袋から魚が出てきたことはただの一度も無い。

けれども、小魚を追い回すイワナは何度も見た、ヤマメでは見たことがない。

 

イワナ、ヤマメの主食は虫なのだけれど、なぜかミノーは夢中で追いまわす。

思うのだけれどビック・ワンとよばれるくらいの大型のイワナなどは、完全なフィッシュイーターになっているのではないだろうか?

イメージ的にビックワンが、チマチマ虫なんか喰っていないじゃないか、やっぱりビックワンはステーキを喰っている、そう思えてならない。

で、ビックワンと呼ばれる超大物が動き回る時がある、それは増水して濁りが入るときである、たぶん、たぶんだけど狩りに出だすときじゃないかと思っている。

 

オレは食って美味い中サイズのイワナ、ヤマメは喰ったけど、大型は全てリリースした、なので大型の胃袋は見たことがない。

 

何を書こうとしたのか分からなくなった、今回の釣りはただの一匹も釣れなかった、もう一息の減水が必要である・・・・そんな感じ。

ヤマメ29㎝、この精悍な顔立ち、ホント役者向きだとつくづく思う、一撃離脱のスピードは天下一品、読み合いだまし合いの相手としても天下一品、この顔でチマチマ虫なんか喰ってるとは思えない・・・マァあまりにも独断と偏見過ぎるとは思うけど。

スプーンはフォレストのマーシャル渓4.8g、カラーはイワナカラーでホント光の当たり具合でそっくりに見える、このイワナはルアーをイワナとして喰ったのか、それとも虫としてか水中生物として喰ったのかどっちだろう