【夜の魔力】
ブログはたいてい明るい日中とか夕食後に書き上げる。
深夜は書かない、何故って?それはロクナことしか書いていないからだ。
深夜書いているときは、意外とノリノリで書いている、なかなかイイじゃないかみたいな感じだ、しかし、しかしだ・・・・。
深夜書いた記事を、朝日がサンサンと降る中で読むと発狂しそうになる。
見るに耐えない、いや読むに耐えない内容だからだ。
トテモじゃないが深夜書いたものは、人様の前に出せないし恥ずかしい。
どうも日がサンサンと照る日中と暗い深夜は精神状態が違うらしい。
いったい夜ってナンだろうといつも思う。
【深夜とテレビショッピング】
だから深夜にテレビショッピングをやるのは、何だか理解できる。
夜は判断力が狂ってくるのかもしれない。
深夜ポケーッとテレビショッピングを見ていると、訳も分からず商品が魅力的に見えるのだ、我が家にも一台あってもいいように思えてしまう。
商品を魅力的に見せるようあの手この手を駆使するのは、ゴクゴク当然でどこでもやっていることなのに、それを受け取る側が深夜だと魔法に掛かってしまうみたいだ。
【夜は魔法使いの世界】
酒飲みの人が見知らぬ赤の他人と深夜意気投合して自宅に泊め、朝後悔してしまうのも魔法のせいだ。
女性は深夜、説明不可能なオーラを出して男共をたぶらかす、みな魔法のせいだ。
夜の世界と昼の世界は違う、陸上の世界と水中の世界と同じくらい違う。
【大切な決断は深夜にしない】
だからオレは大事な決断を深夜にしない、日のサンサンと降る昼に決断する。
以前に会社の上司と折り合いがワルく、ロッカールームで着替えているとき辞めようと思った。
深夜、もうどうでもイイやと思った、世の中ドーでもイイやと思えてきて、会社を辞める決心をした。
朝普通通り起きた。
で、子供のことを考えた、出た答えは
「やっぱり辞められない」だった、それが正解だった。
【レイ・ブラッドベリの「黒パン」】
アメリカのFS作家であるレイ・ブラッドベリの短編集の「とうに夜半を過ぎて」に収められた「黒パン」というわずか6ページの短編がある。
主人公は夜に昔の友人を思い出し、友人に黒パンを送るという素敵なアイデアを思いつく。
その時は素敵なアイデアだと思っていた。
けれども朝になるとスッカリ忘れてしまい、奥さんが朝の食事で
「トーストは一枚?、二枚?」と主人公に聞く
「二枚もらおうか」
で物語は終わる。
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【レイ・ブラッドベリ著・河出出版 「とうに夜半を過ぎて」】
この作家を表現するには「グロテクスとアラベスク」という評論家もいる。
日本語で言えば「幻想と耽美と恐怖」、独特の世界観がある。
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