【水温と音の関係】
風呂に入りながら、ミノーであれこれしていたときのことの話。
お湯の中で泳がしていたのは、パニッシュ55㎜フローティング。
いろいろやった、浴槽の底から浮かしたり、ユックリ泳がす、速く泳がす、ブレードを付けたり外したり。
当然、上からしか見えない、そこで風呂から上がり水槽で泳がしてみたくなった。
早速水槽に向かい泳がした。
パニッシュを泳がすと、「チャリーン、チャリーン」とそれはそれはエレガントな音がする。
???、一体何の音だ、もう一度泳がすと「チャリーン、チャリーン」とエレガントな音がする。
風呂場では出なかった音だ、急いで風呂場に戻りパニッシュを泳がすと音がしない。
【水温と重心移動音】
今度はパニッシュ70㎜フローティング・ミノーを浴槽で泳がすと、「カラカラ」みたいな感じの音がする。
この「カラカラ」音は重心移動の鉄球の音だ、このパニッシュ70㎜を水槽で泳がすと「チャリーン、チャリーン」と音がする「カラカラ」音は出ない。
「チャリーン、チャリーン」の音はあまりにも繊細でエレガントな音なので、フックがボディに当たる音なのかと思い、フックを外して泳がせてみた。
フックを外してみても、「チャリーン、チャリーン」と音がする。
【水温40℃と6℃の音の違い】
明らかに重心移動の鉄球が、転がるときに出る音だった。
水槽と浴槽、違いがあるのは水温だった。
浴槽は40℃に設定している、水槽は6℃だった、34℃の水温の違い。
水温が高いと「カラカラ」音になり、水温が低いと「チャリーン、チャリーン」音になる。
何故だ!
ネットで調べると、水温が高くなると水の粘度が低くなり、水温が低いと水の粘度が高くなり、それが音に現れるということだった。
初めは判ったような、判らないような感じだったが、カップとスプーンを思い出したら理解できた。
カップにお湯を注ぎ、スプーンでかき回すと「コツコツ」みたいな音がする、水を入れスプーンでかき回すと「カチャカチャ」と高音部が出るようになる、これで理解できた。
【手持ちのミノーで試した】
意外な発見だった。
こうなると、他のミノーでも試したくなった。
で、「チャリーン、チャリーン」の音が頻繁に出るのはパニッシュ、音がそれほど頻繁に出ないのはシュガーミノーとDUO、音が連続して出るのはバイブレーションだった。
バイブレーションは予想できたけど、シュガーミノーとDUOが音が意外と少なかったのは意外だった。
たぶんパニッシュは設計が古く、発売が1994年だからもう27年前だ、シュガーミノーはわからないけれど、設計が新しい分それなりのノウハウがあるのだと思う。
水中の音がどのように、釣りに影響するのかよく分からない。
バスフィッシングはやらないけど、話は聞いたことがある。
軽いリグなどが着水する「チャポーン」の小さな音に、バス達はよく反応して逃げるのだそうだ。(笑)
反対にプラグなどの着水音「ジャポーン」の大きな音には逃げないそうなのだ。
水の世界の住人達、魚は水温の変化による音の変化にも、きっと聞き分ける能力があると思っている。
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【ジェイコブ・コーラー 「花笠音頭」】
こんなリズムの花笠音頭を聞いたのは初めて。
この人のアレンジは、日本人向きだと思う。
話は変わるけど、上の記事の重心移動の音ではないけれど、このライブでの時期は真冬でたぶん高音部がよく伝わるような気がする。
マァー、彼はプロだから機材も選んでいるからかもしれないけど、このヤマハのピアノいい音出るなー。