«««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««
令和5年 (2023年) 7月1日 秋田県藤琴川上流域
【天候】曇り
【気温】午後111時・21℃
【水温】午後11時 ・15℃
【水質】やや強い濁り
【水量】増水
«««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««««
【増水で濁り、最悪】
釣り場に着くと増水で濁りが強い、ポイントはことごとく潰れ、魚達は避難モードに入っているに違いない。
そこで、魚達が避難する開けた場所があって、そこに狙いを定めた。
その場所は、底が砂地で普段はイワナ、ヤマメは居着かない場所なのだ。
で、魚達が避難している場所を急襲、そして釣り上げようとする、ホント動機が不純なのだ。
【ウグイの連発(>_<)】
ルアーはスプーンで、シルエットが大きくアピール力も強い、フォレストのマーシャル渓4.8gで、カラーはオレンジの入ったイワナカラーで、漂う生物を演出する。
第一投目から来た、手応え充分の重い引きで、オマケによく走った。
で、寄せてくる、見えたのは、なんとまるまると太ったウグイ。
アータ、ウグイですよ、ウグイ。(笑)
その後、ウグイの連発が続く、もう溜息しか出ません。
【ウグイという名の師匠】
別にウグイを毛嫌いしているわけではない、何たってルアーフィッシングを始めた頃、ルアーで魚を釣るということを教えてもらったのがウグイなのだ。
もう、師匠みたいなお方です。(笑)
【とても人前では出せないスプーン13g(*^_^*)】
で、ルアーを変えた。
久々に取り出したのが、パニッシュのサスペンド55㎜、これで速度を落としヒラヒラさせながら、イワナ、ヤマメを誘ってみようという魂胆なのだ。
サイズこそ小さいけど、狙い通りイワナが釣れた、けれども後が続かない。
ふと、いたずら心がモクモクと頭を持ち上げてくる。
「13gのスプーンを投げてみよう」・・・と。
サクラマスのため買った、スミスのスプーン、プリズナー13g、これを投げてみようということなのだ。
かなり前に廃番になったプリズナー、結局サクラマスは釣れなかったけど。
渓流でスプーン13gを投げる、もう正気の沙汰とはおもえないルアー。
でも、でも、でもサ、これを投げると面白いことが起きるのだ。
ルアーのサイズって、一体何だろうと思うことがある。
【注目度サイコー】
まだ警戒心が高くない4・5月、流れの緩く水深があるプールで、3gとか5gのスプーンを投げてもまったく反応無しの場所で、プリズナー13gを投げるとワラワラとイワナ達が寄ってくるのだ。(スプーンは引かない、漂わす)
3匹とか5匹とか、イワナ達が「ナンだ、ナンだ」みたいな感じで、漂うプリズナー13gに集だすのだ。
オレはこれが面白っくって、ニヤニヤ笑いながら見ている、喰わないけど「ナーンだ、居るじゃねーか」と。
【一投目から喰ってきた】
さすがにスプーン13gを、フルキャストはできない、リアルフレックスにスプーンの重さを乗せ、「ドッコイショ」みたいな感じでキャストする。
感覚的にはロッドで、ルアーを放り投げる感覚、そんな感じだ。
派手な水しぶきが上がり、プリズナー13gは流れの中に入った。
一投目から来た、大きく合わせた、大物の予感が腕に伝わる。
そいつはよく走った、その泳ぎはイワナを連想させ、グイグイ走り回る、重い。
プリズナー13gには、段差を付けた自作フック丸呑チヌ4号2本、もちろんナッゾブレードのコロラド型0番が付いている。
しだいに姿が見えてくる、イワナかもしれない、思わず嬉しさがこみ上げてくる。
濁りのため容姿を確認できない、とにかくネットを用意した。
近距離でも濁りのため魚種を確認できない、ネットに入れて初めて分かった、なんとウ・グ・イです、でもデカかった。(笑)
精悍な顔つきのウグイは33㎝あった、何を喰っているんだか、まるまると太っている、重いはずだ。
正直オレは嬉しかった、師匠であるウグイ殿が、13gのスプーンを喰ってくれたのだ、後はイワナとヤマメを掛けるだけなのだ。(笑)