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令和5年 (2023年) 4月29日 秋田県藤琴川上流域
【天候】晴れ
【気温】午前9時半・14℃ 午後12時・19℃
【水温】午前9時 8℃〜午前12時 9℃
【水質】良好(少しの濁り)
【水量】やや増水
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【魚達はルアーを追い始めた】
渓流に出かけてみると、やや増水で雪解けのため少しの濁りがあった。
濁りといっても流れがすこし緑色のにごりで、水深が浅い流れでは透明で、水深がある場合、底の確認はできない。
午前9時釣り開始だ、魚達はまだ瀬には出ていない、流れの緩い箇所か、水深のある場合を選んで時間を掛け釣り上げることにした。
選んだルアーは、インクス・レーベルのナッゾジグ5.5g、カラーは赤、このナッゾジグは表面積が小さくて5.5gもあるから沈みが速い、深く流れの速い淵などにはうってつけ。
そしてこのジグ、泳ぐのだ!、クネクネと、摩訶不思議な泳ぎをする。
最初から付いてくるフックとブレードを外し、フックは自作の”丸呑チヌ”の4号に換え、ブレードはコロラド型ブレード0番、カラーはゴールドに換えた。
ブレードをウィロー型からコロラド型ブレードに替えた理由は、他の釣りは解らないけど渓流に限っていえば、アピール度が高いのはコロラド型ブレードだからで、カラーをゴールドにしたのは濁りが少しはいっていたから。
【大場所で釣る】
水深があり開けた大場所に来た、流れ込んでいる流心の脇も深く緩い流れになっていて、そこにキャストして底にナッゾジグ5.5gを入れる、モタモタしていると根掛かりするので、リフト&フォールさせながら流れに乗せて、立ち位置の下流に持って来る。
徐々に水深が浅くなり、今度はリフト&フォールを止め、泳がせながら引いてきた。
突然素晴らしい速度でで突進して来るのがいた。
デカイ、たぶんイワナだ、一度目のアタックは喰い損ねた、オレも瞬間にルアーの速度を落とす、ルアーの速度を落とした分泳ぎが悪くなる、本能的に短いリフト&フォールを入れながらさらに引く、二度目のアタックも失敗した。
イワナは夢中でナッゾジグを追っている、オレも夢中でロッドを操作する。
岸から離れ高い位置に立っているため、イワナはオレの存在に気づいていない。
立ち位置が高いので、状況が丸見えだ。
【野生は美しい】
二度目の攻撃に失敗したイワナは、柔軟な魚体をU字に曲げ再度攻撃に入った、その瞬間オレは、野生の美しさに見入ってしまった。
その直後あろうことか、ナッゾジグとイワナを見失ってしまった。
けれども、釣りはまだ終わらない。
脳内のイメージで、ナッゾジグを短くリフト&フォールさせ続けた。
「喰ったー」、確実な手応えがロッドに伝わる、イワナは元の流れに帰ろうと、上流に走った。
それが無理だと知ったイワナは、今度は淵の中央に走った。
オレはその間、フッキングをさらに確実にするため、短くアワセ入れる。
重い引きが続く、オレはイワナとの距離を縮めランディングネットを、流れに投げ入れた。
気が付くとオレは流れに立ち入っていた、ネットの位置を確認しつつ、さらに距離を縮めた。
何度もネットインに失敗したけど、ついにネットに入れた。
デカイ、サイズを測ると36㎝、オレは何度も何度もそのイワナを見た。
【がまかつ 丸呑チヌ】
今回の釣りで、フックのがまかつの「丸呑チヌ」、の選択は間違っていないと確信した。
ナノ・スムース・コートとロングテーパーの効果は、期待していた以上の結果を出してくれた。
そして、その効果をさらに高めてくれるのが、和針特有の半ヒネリと、カエシが最小限の半スレだと思う。
その後、32㎝のイワナ、23㎝のヤマメを二匹釣って帰路についた。
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【がまかつ「丸呑チヌ」 ナノ・スムース・コートの威力】
3号は線経0.68㎜、強度2.6㎏、4号は線経0.72㎜、強度2.8㎏で、カエシは残して釣っているけど、さらに刺さり優先するならカエシを潰すか、わずかにカエシを残すかだけど、ナノ・スムース・コートの優秀さを考えると、バーブレスでは刺さりやすく、抜けやすい傾向と予想できるので、バーブレスは少々恐い。
ちなみに18本入って、定価350円でこの性能は、自作で手間を掛けるだけのことはある。
一度お試しあれ。