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【天候】曇りのち雨
【気温】午後12時・23℃
【水温】午後12時 ・18℃
【水質】良好
【水量】わずかに増水だけど減水
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【取り憑かれたオレ】
目覚めると雨だった、釣りに行くべきかオレは迷った。
明日だったら、水量も増え良い釣りができそうだった、けれども、他の釣り人も明日に集中しそうで、遅くなったけど出かけることにした。
釣り場に着くと12時、真っ昼間のヤマメ釣りになった。
釣り場の下流域はあんまり雨が降っていなくて、減水した本流は意外にも、わずかに水位が上がった状態で、良いコンディションとはいえない。
けれども、けれども、最近のオレは変な自信に取り憑かれているのだ。
原因はナッゾ・ブレードにある、このブレードに出会えた御陰で、なけなしのプライドが"木っ端微塵斬り"にならずにすんだのだ。
以前だったら、真っ昼間のヤマメ釣りなんか、避けて通ってたからだ。
【合流点を目指す】
本流に小さな沢が流れ込んでいる場所がある、真っ先にその合流点を目指した。
合流点は浅くなっていて、波が立っていて流れも速い、どういう状況か解らないけど、こんな過酷なと思える場所にも、ヤマメ達は入り込むことがある。
【オレを狂わすスプーン】
使うスプーンは、フォレストのMIUネイティブ3.5g、カラーはグリーン、これにナッゾブレードのウィロー型を二個付けている(0番と00番)、自作フックはがまかつ丸呑チヌ4号、オレにとっては何の迷いもない組み合わせだ。
合流点にスプーンを投げ込む、波だった速い流れを通り抜け、流れが緩くなる箇所は深くなる、本流のド真ん中だ。
一投目、出ない、二投目、これも出ない、三投目、水深が深くなる本流のド真ん中で喰った。
【弧を描くロッド】
断続的でシャープな引きがロッドを曲げる、ヤマメだ。
下流に走り、それが駄目だと分かると、今度は上流に走る、これを何度も繰り返した、そのつどオレは距離を詰めネットに入れた。
ウレシー、楽しいー、面白いー、オレは一人で笑っていた。
サイズはチョビットだけオマケして27㎝、フックは口の中ではなく、外側の下顎に掛かっていた、出血が少し多かった。
最近釣りしていて思うのだけれど、口の外に針掛かりしていることが多くなった。
フックを、がまかつ丸呑チヌにしたせいだろうか?、だとしたらナノ・スムースコートが効いているのかもしれない。
【小さなヤマメ】
しばらくすると雨が降ってきた、この状況に真っ先に反応したのが、小型のヤマメそれもビックリするくらい、小さなヤマメ。
スプーンとナッゾジグを、下流に投げそのまま引かずに、泳がせておくと小さなヤマメがつぎつぎと釣れてきた。
一番ビックリしたのは、10㎝にも満たない、それは、それは小さなヤマメだった。
こんな小さなヤマメを釣ったのは、生まれて初めてだった。