By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

熊被害と秋田県 (豊かな自然を取り戻せ)

マタギツキノワグママタギ独自の文化は消滅しつつある

【過去秋田県は狩猟大国だった】

今はどうかは解らないけど、昔は秋田は狩猟大国だった。

30万人都市である秋田市内にカモシカが迷い込むほど、奥が深い山々を持つのが秋田県なのだ。

熊の被害は毎年あるけれど今年は違う、この時期にしては異常に多い。

原因は明らかに夏の異常高温にある、長年渓流釣りをやっているけれど、水温24℃はちょっと記憶にない。

米の収穫は減っていないが、一等米がガクンと落ちその分二等米が増えた。

夏の異常高温が原因だけど、山のドングリやクリなども当然影響を受ける。

 

晩秋、熊は冬眠に入るため、とにかく喰いまくる。

約四ヶ月間絶食するため、10㎝くらいの皮下脂肪が溜まるまで喰いまくる。

喰えなくなった熊は山に見切りを付け、危険を冒して里に下りてくる。

 

熊の性質は粘着性で、一度決めたことは簡単には曲げない。

山の縄張りは強い熊に取られているので、喰えなくなった熊は必死だ、たとえそれが「街」であったとしても、皮下脂肪が溜まるまで山には帰らない。

【穴持たずの危険性】

当然だけど初雪がある頃でも、喰えない熊が出てくる。

冬になるとマタギがいう冬眠できない「穴持たず」の熊は、動く物は何でも襲うようになる、雑食から肉食になるのだ。

動物の肉で食って美味いのはたいがいメスだ、当然それは人間の肉にも当てはまる。

一度人間世界に入って人の性格を知ると、野犬と同じように熊も人を襲うようになる。

 

遠くで男性と女性の声が聞こえる場合、熊は間違いなく女性の声の方に向かう。

そして一度決めた獲物は、粘着性の性格のため簡単には諦めない。

考えたくもないけど、最大の悲劇は若い女性、子ども、そして乳児が襲われることだ。

熊は驚くほど柔軟に動く、一度クルマから走る熊を見たことがある、ビックリするくらい滑らかな走りをしていた、たとえていうならば大型の猫みたいな感じ

 

【鹿は森を食い潰す】

狼のいなくなった日本では鹿や猪が増えている、鹿は森を食い潰す。

生き残りを賭けた冬場、鹿は道路に撒く凍結防止剤である塩を喰うため、道路に出てくるようになったその結果、鹿の生存率が高まった。

鹿も熊も今の自然世界の状況の中で、行動しているに過ぎない。

昔は狼のやっていたことを、人間が取って代わり鹿を間引いている。

けれども、いつまでもやっていけることではない。

時間は掛かるけど、最良の方法を見つけ出さなければならない。

 

では、今の熊被害をどうするか?

餌を与え太って山に帰ってもらうか、射殺のどちらかである。

熊に精神的にも肉体的にもダメージを与え山に返しても、時間が経てば悲しいことにまた里に戻ってくる、何度も実験したけど結果は同じだった。

答えは射殺しか残っていない、餌付けは悲劇の幕開けでしかない。

白神山地と熊被害】

時々、考えることがある。

自然のバランスを回復する手段はないのか・・・と。

秋田県公式サイトにある、「令和5年度人身被害状況」で見る限り、白神山地周辺の人身被害はない、実際は熊は出没しているかもしれないが、人身被害は出ていないみたいだ。

白神山地世界遺産になってから、人間による開発が止まった。

1万年から8千年続く、豊かなブナ林は残されたのだ。

多少の気候変動による山の変化は、豊かな自然さえあれば最小限に抑えられる・・・のかもしれない。

 

熊だって生きるのに必死だ、人間の勝手気ままで追い立てられると、熊だって知恵の一つや二つ湧いて出てくる。

これから生まれる人や、今を生きている若い人のためにも、豊かな自然を取り戻さなければならない、一人の釣り人としてもそう思う。

豊かな自然を取り戻すには個人的に「オオカミを放て」だと思っている

令和5年の人身被害状況 秋田県公式サイトから

 

ブレードの不思議 (名脇役は主役を食うのか・・・みたいな話し)

インクス・レーベルのナッゾジグ5.5g、上がウィロー型ブレード下がコロラド型ブレード

【ブレードと稚魚達】

8月の暑い日、かなりの減水、岸を少し離れた流れで、ナッゾジグ5.5gにコロラド型ブレードを付けて釣っていた。

浅くなった岸辺では、メダカなのか他の稚魚なのか、とにかく小さい稚魚がいくつもの群れを作って遊泳している。

 

投げたナッゾジグが戻ってくる、すると稚魚の群れがナッゾジグの後を追い始めたのだ。

オレは少し驚いた、稚魚達はナッゾジグを捕食者として見ていないのだ、ナッゾジグはサイズも小さいし、もしもミノーだったら稚魚達は逃げているかもしれない。

ではなぜナッゾジグの後を追ったのか?

どうやらコロラド型ブレードに興味があるらしい、何度やっても同じだった。

上2本が中国製シンキングペンシル、下はジャッカルのウォーター・モニター85㎜

【シンキングペンシルとブレード】

海でも同じようなことがあった、サーフに注ぎ込む小川程度の川があり、そこで中国製シンキングペンシルにデコイのローリングブレード3番を付け、泳ぎの観察をしていた。

今まではドーでもいい中国製シンキングペンシルが(笑)、突如釣れそうな気がしてきた。

面白くなってきて、DUELのアダージョ125㎜にブレード付けて泳がせてみると、ハゼらしき魚が寄ってきて、離れないのだ。

さらにルアーをジャッカルの、ウォーター・モニター85㎜に換えてやっても同じだった。

ハゼ君はブレードをイタク気に入ったらしく、根掛かりして動かないウォーター・モニター85㎜から離れない。

田辺哲男とリック・クランの対談】

戻ってきたナッゾジグを見て、突然にある動画を思い出した。

日本のバスフィッシングの道を切り開いた、田辺哲男氏とアメリカのバスフィッシングの先頭を歩み続けるたリック・クラン氏の対談を思い出した。

田辺哲男氏はこう言っている。

「ハイプレッシャーの日本でも、スピナーベイトは今でもよく釣れるんだ」

そしてこう続く。

「バスは覚えられないみたいなんだ、ブレードの回転とスカートの複合的なうごきをね、理由はわからないけど」

www.youtube.com

【ブレードは何者?】

オレが思うに、多くの魚達は水中のキラキラした物に、無視できない何かがDNAに書き込まれているような気がする。

よく聞くのがブレードは、小魚の群れだという説、それも一つの側面かもしれないけれど、もっと決定的に違う何かがあるような気がする。

音なのか?、光の点滅?、光の揺らぎ?、それとも波動?、一体何なのだ。

 

以前にも書いたけど、オレにとってスプーンは、正体不明の金属片なのだ。

スプーンに食いつく魚の気持ちが分からない。

前回のブログにも書いたけど、スプーンに付けたブレードを手に取ってみる。

それはまるで、スプーンにスプーンが付いているような気がしてならない。

さらに視点を変えると、ヒョッとしたらブレードにブレードが付いているんじゃないかと、おもったりする。

ブレード=スプーンなのか?

日本のスピナーベイトメガバスから始まった

【海のスピナーベイト

最初はバス専用だったスピナーベイト、最近は海でも活躍している。

淡水、海水問わず魚達はブレードが、お好きらしい。

で、今現在オレはブレードは光だと思うようにしている、なぜならば水の世界では、自ら光る生き物が多いからだ、特に深海の世界ではそうだ、ホタルイカとか。

自然界はまるで、小さな宇宙のようだ。

深海の釣り師

 

スプーンの魔力 (一番シンプルな形に宿る魔力)

ヤマメ29㎝、スプーンはフォレストのMIU3.8gで釣れた

【パニッシュという名のエクスタシー】

初めてパニッシュに出会ったときは驚いた、とにかく釣れた。

水深が浅いも深いも関係なく釣れまっくった。

青く深い淵から水面直下を泳ぐ、55㎜フローティング・ミノーのパニッシュ目掛け、一気に駆け登るビックワン、もう何もかも夢のような世界だった。

オレは酔いしれた、全てを忘れ酔いしれた。

 

けれども、幸せは長く続かなかった、ミノーが一般的になるとユックリと、絶望感がオレに襲いかかってきた、釣れなくなったのだ。

恋愛と同じでバラ色の日々が、深ければ深いほど、その反動は凄かった。

力のベクトルが、幸せの絶対値を保ったまま、大きな音を立てひっくり返ったのだ。

フォレストのマーシャル渓4.8g、この時はフックに魚皮を巻いている、魚皮はナマズでいろいろな魚皮があるけどナマズが良い結果が出た

【スプーンとの邂逅】

その日も釣れなかった、何気なく目に入った2.5gのスプーン、オレにとってはただ金属をヒン曲げた、金属の塊にしか見えなかった。

スプーンに対する熱量は、遙か彼方に置き忘れ、オレは取り戻そうともしなかった。

オレはなぜか、恐る恐る2.5gのスプーンを、目の前の淵に投げ入れた。

 

漂っているのか、沈んでいるのか、まったく興味がなかった。

オレはただ竿を持って居るだけの、デクの棒だった。

その瞬間はやって来た、鋭いアタリがオレの手にやって来た。

ヤマメだ、アワセるでもなく、オレは立ちすくんでしまった。

ミノーの呪縛から、解き放された瞬間だった。

【流れに乗せる、落ち葉のように】

ワラにもすがるような思いで、スプーンを投げ続けた、オレは原点に戻らなければならなかった。

最初に覚えた餌釣りを、スプーンに置き換えることにした、川虫やミミズをスプーンに置き換えた。

スプーンでの釣りは、圧倒的にアップストリームの釣りが多い、上流にスプーンをキャスト、適度な水深を維持し流れに乗せる、つまり流れと同調させる。

 

この時スプーンは引かない、当然スプーンは沈み根掛かりするので、ロッドを上げてスプーンを持ち上げる、スプーンを操作するのはこの時だけ、後は流れにまかせる。

上流から立ち位置にスプーンは流れ戻ってくるので、リールの役目は余ったラインを巻き取るだけになる。

イメージとしては、木々から落ちてくる落ち葉を、一本の流れの中で再現させる。

マァ、そんな感じだ。

マーシャル渓4.8gで釣れた尺イワナ、カラーはグリーン

 

【印象的な西山徹氏の言葉】

忘れたけど、マーシャル渓4.8gに出会ったのは、そんな時だったと思う。

今は亡きダイワのテスター、西山徹氏の言葉が頭の中に残っていて、「フライフィッシング・100の戦術」の著書の中で、魚は細長い物に興味がありそうだ、みたいな感じの文章が頭の隅にあった。

よく行く上州屋には最初の頃は、フォレストのマーシャル渓4.8gがあった。

けれども、いつの間にか消えてしまった。

人気がなかったから棚から消えた、オレはそれをチャンスと捉えた、多くの渓流釣り師は「こんな細長いルアーは釣れないだろう」と思ったと思う。

【人には見せなかったスプーン】

オレは細長いスプーン、マーシャル渓は人には見せなかった、人に見せるのはスタンダードの形をしたスプーンだった。

オレはケチになったのだ、もう絶望の淵に立つのは真っ平だった。

実際、マーシャル渓はよく釣れた、さらに戦果を求めるようになり、フックにテンセルや魚皮を付けるようになった。

ナッゾジグ5.5gにコロラド型ブレードに付け替えた、コロラド型ブレードは魚達を引きつける何かがある、それは何だろう?

 

【スプーンの魔力】

そして2021年、令和3年オレは狂喜乱舞した、INX.label(インクス・レーベル)からナッゾブレードが発売されたのだ。

以前からバスフィッシングスピナーベイトに興味があって、スプーンにブレードを付けて釣っていたけど、なんせブレードがデカすぎて、結局ただの一匹も釣れずブレードを諦めていたからだ。

 

オレはこの小さなブレードに、夢中になった。

スプーン、ミノー問わず、ナッゾブレードを付けまくった、特にスプーンとナッゾブレードの組み合わせは、オレの心を捉えて放さなかった。

最近思うのだけれど、ナッゾブレードを付けたスプーンを見ると、ブレードって実はスプーンなのじゃないかと、形も似ているし、どっちがスプーンなのか解らなくなってしまった。

スプーンの魔力、確かにそのような物があるのかもしれない。

オレは再び立ち上がらねばならない、躍動する心を持った一人の少年のように。

ナッゾジグ5.5gで釣れたイワナ36㎝、魚達を引きつけるのはウィロー型よりもコロラド型が上だと思っている、けれども、その違いが分からない

ヤマメ27㎝、フォレストのMIUネイティブにウィロー型ブレード0番と00番の2枚付け

 

令和5年(2023)9月18日の渓流釣り (さよなら夏の日、そして禁漁)

今年の渓流釣りが終わった、その途端雨は降るは、気温が一気に下がるは・・・悲しい

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令和5年 (2023年) 9月18日 秋田県藤琴川やや下流

【天候】曇り時々雨

【気温】午前7時・24℃

【水温】午前7時 20℃

【水質】良好

【水量】さらに大きく減水

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【水温下がらず】

今年は7月15日の大雨で釣りにならず、8月に入るとグングン気温上昇、つられて水温も上がる。

令和5年8月末の水温が凄かった、まさかの24℃、昨年の8月21日の水温は15℃、その差+9℃、ほぼ10℃も高い、渓流魚達にとってサバイバルの温度だ。

水温24℃では当然釣れない、でも水温20℃だったら小型ではあるけれどヤマメが釣れた。

 

高水温と減水が重なると、イワナ、ヤマメ達は警戒心が高くなり、必然的にロングキャストが多くなる。

スプーンの約30㎝くらいのところで、急停止するヤマメ、惚れ惚れするダッシュ力と、目を疑うほどの停止力、野生は美しい、明らかに糸を見ているのだ。(たぶん)

小型のヤマメは高水温に強いのか、警戒心が薄いのか、数だけは出た。

釣れた場所は、上流域の瀬で釣れた。

ナッゾジグ5.5gシルバーで釣れた、痛々しい掛け方をしてしまった

 

【買い換えたロッド スミスのリアルフレックス】

今年はロッドを買い換えた、スミスのリアルフレックス、このロッド感度が良い、他のロッドを使ったことがないので、以前使っていたスミスのBUNSUILAY(分水嶺?)との比較になるけれど。

小型の魚達がスプーンに戯れ付いているのが解るのだ、さらにスプーンが石などを擦っている違いもハッキリ分かるようになった。

10年前のロッドと、最新のロッドは違って当たり前なのだけれど、この違いは新鮮な驚きだった。

 

パワーも申し分なく、36㎝のイワナも余裕で寄せることができた。

いい加減、腰の抜けてきた10年前のBUNSUILAY、だったこともあるかもしれないけど、魚を掛けてからはBUNSUILAYの方が楽しかった。

前に使っていたBUNSUILAY、このロッドは魚を掛けてからが楽しかった

 

【鮎針に匹敵するとがまかつはイバルのだ】

フックは、がまかつ丸呑チヌ、パッケージの能書きに「摩擦ゼロ感覚の刺さり!」に、ホントかよとニタニタしながら、レジまで持っていったのを覚えている。(笑)

がまかつはこの針に採用した、「スパットテーパー」を鮎針に匹敵するロングテーパーとイバルのだ、これにもオレはホントかよ・・・と思った。(笑)

で、本当に刺さりは良かった。

「半スレ」の必要最小限のカエシと、ナノ・スムースコートの表面処理、さらにスパットテーパー(ロングテーパー)、半ヒネリの組み合わせだったら、あえてカエシを潰してバーブレスにする必要はないと思う、オリジナルのままで充分に実戦で使える。

 

4、5、6月の前半は良かった、けれども後半の7、8、9月になると雨と高水温でまるでダメ、20㎝以上が釣れないのだ。

渓流釣りは内容はともかく、釣り歴だけは長いのだ、今年のような天候はたぶん初めてだと思う。

今年最後の渓流魚のヤマメ、最後を締めくくったのがパニッシュ55F

 

【さよなら夏の日】

今年最後の渓流釣り、たった数時間の釣りだけど、ラインが50m残っていて使い切ることにした。

3月に買った50m巻きリーダーも、残り約2mになっていて、これも使い切ることにした。

今年最後の渓流釣り、一心にキャストする、でもなぜか悲しい、理由が分からない、とにかく悲しい、大幅に減水した流れを見ているせいかもしれない。

こんなことも初めてだった。

なんでこんなにも悲しいんだろう、あれこれ考えたけどよく分からない

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木住野佳子 ボッサ・ノスタルジア

ブログを書くときによく聞いている。

ボッサ・ノスタルジアからノスタルジア、彼女の作曲。

www.youtube.com

令和5年(2023)9月10日の渓流釣り (水温はまだ高い)

バッタリ鉢合わせした地元のフライマン、彼を先行させ釣りが始まった

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令和5年 (2023年) 9月10日 秋田県藤琴川やや下流

【天候】晴れ

【気温】午前7時・24℃

【水温】午前7時 19℃、〜10時20℃、〜12時21℃

【水質】良好

【水量】大きく減水

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【水温はまだ高い】

珍しく早起きした、けれども、しかし、TVでサッカーの日本対ドイツをやっていて、見てしまった・・・なんだかんだで遅れてしまった。

で、午前7時から釣り開始で、水温19℃で10時で20℃、12時で21℃、水温はまだ高い、モタモタしていると禁漁になってしまう。

午前7時で水温19℃は、ハッキリいってキツイ。

【フライマンと鉢合わせ】

釣り場に着くと釣る前から、地元のフライマンとバッタリ鉢合わせしてしまった、オマケに近くに猿も居る、最悪だ。

減水しているため、彼もオレも上流域よりも、やや下流域が良いと判断しての出会い頭だった。

で、そこで1時間も話し込んでしまった。

彼がドライフライで釣った、40㎝のヤマメの写真を見せてもらった。

彼は異様に膨れた腹が気になって、持ち帰って胃の内容物を見た。

20㎝オーバーがでない(笑)、出てくるのは小型のヤマメ・・・(>_<)ゞ

【胃の内容物は?】

出てきたのはトンボとキリギリス、トンボはオニヤンマだった。

写真で見るキリギリスはまだ未消化で、綺麗なライトグリーンだった。

彼によるとトンボは、流れの緩い箇所で産卵するため、そのトンボの産卵を狙ってビックリするような浅い場所に出てくるのだそうだ。

オレが27㎝のヤマメを掛けた同じところで、彼は37㎝のヤマメを掛けている、恐れ入りました。

さらにオレが素通りしている、何てことは無い浅い瀬で30㎝のヤマメを出している、ショックだったチャンと居るのだ、デカイのが。

 

彼が言うには全てはタイミングで、早起きは必須だった、オレが最も苦手とする必須条件だった。

 

ピントが合っていない(Q_Q)↓、上のナッゾジグは初期から使えるルアー

 

【ナッゾジグとフォレストのMIUネイティブ】

彼を先行させ早速釣り開始、ルアーはフォレストのMIUネイティブ3.5g、これにナッゾブレードのウィロー型を2枚。

あとはインクス・レーベルのナッゾジグ5.5g、カラーはシルバー、とグリーンで同じくナッゾブレードのウィロー型を2枚。

使ったのはこの二つだけ、釣れたヤマメは皆小型で20㎝はでなかった。

 

今の時期は水温が上がらない早朝の方がいい、午前7時で水温19℃は少々キツイ、

産卵を控えたこれからのヤマメは、流れの緩い箇所に入り込む。

とにかく禁漁前に水温が下がって欲しい。

どうも今年の夏は、暑すぎる。(笑)

心配しているのは、冬は豪雪になるのかなー、という心配。(笑)

【水温よ、下がれ】

今年は今までと違う釣りになった、どう違うというと、ほとんどミノーを使わなくなった。

使ったのはスプーンとナッゾジグ、この二つだけ、スプーンは流されてくる生き物をイメージして、流れに同調させた。

ナッゾジグは積極的に泳がした。

そしてこの二つにはナッゾブレードを付けた。

4~5月はフォレストのマーシャル渓4.8g、6月のベストシーズンはフォレストのMIUネイティブと、初期は大きめのスプーン、ベストシーズンに入るにつれサイズを小さくした。

 

時期に関係なく釣れたのが、ナッゾジグの5.5g、これで瀬も深場も釣れた、けれども、今だに使い方がよく分かっていない。

今年ナッゾジグ5.5gで釣れた、イワナ36㎝は離れた場所から、矢のような速度でナッゾジグに襲いかかった、このナッゾジグにはアピール度をさらに上げるため、コロラド型ブレードを付けていた、この時のカラーは赤。

 

あまりにも釣れないので、パニッシュ85Fも引っ張り出したけど、空振りもいいとこで、無反応・・・悲しい。

早く水温が下がって欲しい。

相変わらず、がまかつ丸呑みチヌの刺さりはいい、オレはもう褒めちぎっちゃう(笑)

ナッゾジグに来た招かれざる客人、コロラド型ブレードを付けている、掛かっている場所が・・

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【釣りと人生と幸せの時間

気になる動画を見つけた。

www.youtube.com

【なぜか楽しくなってしまう曲】

彼ら彼女らの歌を聴いていると元気になる。

新人類の若者たちよ後は任せた、オレは釣りに行く。

www.youtube.com

令和5年(2023) 8月25日の渓流釣り (愛用のカメラRX-100を釣り場に忘れてきた、釣果ゼロ!)

水温24℃、こんなことたぶん初めて で、釣れない

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令和5年 (2023年) 8月25日 秋田県藤琴川上流域

【天候】晴れ

【気温】午前11時・34℃

【水温】午前11時 ・24℃

【水質】良好

【水量】減水

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【気温34℃、水温24℃は拷問】

暑い、とにかく暑い、山に来れば涼しいと思っていたのに、大間違い!

気温34℃、水温24℃、アータ水温が24℃ですゼ。

水温がこのくらいに上昇すると、イワナ、ヤマメはサバイバルになっているに違いない。

 

流れ出す汗、水分補給はやっているけど、いい加減釣りをするのが嫌になってくる。

無性に泳ぎたい、平日の金曜日釣りをやっているのはオレだけだ、泳いでも文句は出ないと思う。

ウェーダーは履いていないので、腰まで水に入り涼を取る、けれども、水がヌルいのだ、しかたなく頭を水の中に突っ込む。

 

もう釣りはドーでもよくなった、かろうじて泳ぐのを止めたのは、ウェーデングシューズを脱ぐのが面倒くさいからだ。

34℃の炎天下ウェーダーなんか履いてられない、泳ぎの欲求をかろうじて止めたのがウェーデングシューズ脱いだり履いたりするのが面倒くさいからだ、上着は汗でグッショリ

 

【RX-100が無い】

その日は早々に釣りを止めた。

で、日曜日、撮ってきた写真を見るため、フィシングベストを出して、カメラを探した。

無い、無い、カメラが無い、SONYのRX-100が無い!!!!

ドコを探しても無い、釣り場に忘れたのだ、オレはパニックになった。

持っているRX-100は、初期のもので国内で生産されたものだ、古くなったとはいえ愛着がある。

電気屋が造ったカメラ】

忘れた場所は最後に撮った場所に違いない、急ぎ20㎞離れた場所に向かった。

いつの頃からか、人とは違う場所からアプローチするようになった。

ので、残っている可能性がある。

行ってみると、あった!、朝露に濡れたRX-100があった!

内部に水が入り込んでいたけど、起動はする、問題はレンズに少しではあるけれど水が入り込んでいる、レンズには水蒸気が一面に付き、とにかく時間を掛けて乾燥させることにした。

カメラはコンパクトデジカメの、RX-100とミラーレスα6000の二台持ち歩くようになった。

SONYを選んだのは、電気屋が造ったカメラだからだ、CanonNikonは光学屋が造ったカメラ。

オレは電気屋が造るカメラに興味津々だった、ミノルタの遺産を受け継いだSONYが造る電気屋が造るカメラに将来性を掛けていた。

たぶん鳥だろう、グリップが突っつかれていた、レンズでなくてよかった

 

【釣り場での忘れ物】

今年、RX-100を釣り場に忘れたのは、これで三回目、ボケでしまったのか、いやいや、ボケるにはまだ早すぎる。

なぜかブログを始めてから、釣り場に忘れ物をするようになった。

スプーンが入ったルアーケース、ケースの色がグレーだったので、周囲の石に溶け込んで探すのに一苦労。

長年苦労を共にしたランディングネット、44㎝のイワナ、38㎝のヤマメ、鯉と見間違いそうなそれはそれは立派なウグイ、いろいろな魚達をすくい上げたネット。

これは傷手だった、ルアーフィッシングを始めた頃、ホームセンターで買った安物のランディングネット、けれどもオレにとっては渓流釣りの最良の相棒だった。

さすがに竿は忘れたことは無かったけど、竿を自宅に置いて釣り場に行ったことがある。σ(^◇^;)

オレは泣く泣く自宅に戻った。(笑)

性格的に緻密な反面、大きくスコーンとヌケているところがあるのだ。

RX-100はベストのポケットに、ミラーレスのα6000はウエストバックに、α6000にはマクロレンズを付けている、このマクロレンズは長くなるのでハッキリいって邪魔(笑)

 

【8月のトラブル】

8月に入ってから、いろいろなトラブルが出てきた。

クルマのエアコン、夜はバンバン効くのに、昼はまるでダメ、リレーを交換したけど効果無し、昼の移動は灼熱地獄、ただひたすら耐えるのみ。

仏壇に上げておいたスイカ、これが連日の暑さで爆発、アータ爆発ですよ、爆発!こんなことは初めてです。

次にクルマのドライブレコーダー、これがたぶん暑さのせいでピーピー鳴り出した、これも古くなったからナー。

ガステーブルの魚焼き器、ある日魚を焼いていると、鉄くずみたいなものが落ちてきた、それ以来ウンともスンともいわなくなった。

へそ曲がりのオレは釣具メーカー帽子が嫌いで(笑)、狼大好きのオレはJack Wolfskinのキャップを使っていたけど、無い、ドコ探しても無い、たぶん忘れてきたのだ。

オレがいったいナニをしたというのだ、速く8月が過ぎて欲しい。(笑)

スプーンとフックとブレードのお話 (お盆は足を引っ張られる(>_<)ので釣り行ってませんアハ・・)

今年から始めたブレードの二枚、具体的な数字などは出せないがよいと思っている

【スプーン+ブレード+自作フック】

スプーンのお話をしてみたい。

まずはフックから、いろいろなフックを試しているとき、スミスのシュアーフックタテアイに出会った。

軸は太いけど、刺さりは抜群だった。

で、よくよくフックを観察すると、和針の特徴である「ヒネリ」が入っていた。

アー、このテがあったのかと感心した。

がまかつ丸呑チヌ、シャンク(軸)に対してフックポイント(針先)が外を向いている

このヒネリはフックのシャンク(軸)に対して、フックポイント(針先)が左右どちらかにズレている状態をいう。

ヒットの瞬間、フックポイントがシャンクの影響を受けにくいため、最初のとっかかりがよく、この時点で上手くアワセをいれると、深く刺さるか貫通する。

特にフックが口の中に入り、仮に魚達が口を閉じフックが「寝た」状態でも、ヒネリが入っているため、フックポイントが口の上下どちらか、わずかではあるが、最初のとっかかりを得ることができる。

この差は大きいと思う。

組み糸は針の内側に取り付けミミの部分に乗せるこれは鉄則、写真は針の外側から撮っている



欠点として、餌釣りの場合針が回転するとある、ルアーフィッシングだから関係ない、と思っていた。

丸呑チヌで自作フックを作ったとき、アイの部分をPEライン1.5号で作った。

PEラインは手元にあったというだけで、たいした意味はなかった、個人的には動きが柔らかく自在に動けて良いと思っていた。

一番の心配はスプリットリングの、開閉部分にPEラインが入り込み、ファイト中にフックがスプリットリングから抜けることだった。

この心配は現実になり、二度もフックを口に残したまま、イワナを逃したとき PEラインの使用を諦めた。

そんな時だった。

 

フックポイントのチェックは頻繁にやる、が、しかしほとんどフックを見ずに、指先だけでフックポイントの刺さりの状態を「感じて」いた。

けれども、ある日フックを見て驚いた。

PEラインが強くねじれ、コヨリ状態で硬くなっていて、フックは横を向いていた。

考えられる原因は二つ、ファイト中に魚達が回転して強くネジレてしまった、そして気にも掛けていなかった、フック自体がヒネリのため回転してしまった。

どちらなのか解らない、けれども、フック自体が強い流れなど回転し、ヨレてしまったような気がする。

これが使用するパーツ、左上から「がまかつ丸呑チヌ4号」ブレイデットライン「オーナーPF02/35lb」100均で買った「瞬間接着剤」インクス・レーベルのナッゾブレード「ウィロー型00番」、「ウィロー型0番」、ちなみにブレイデットラインは手元にあったのを使っただけ

【ブレイデットライン(組み糸)はミミの上に乗せる!!】

急遽アイの部分の素材を変えなければならなかった。

以前に海用のアシストフックを作った時のラインがあった、少し硬いかなと思ったがとにかくそれでアイを作った。

オーナーのブレイデットライン、PF-02の35lb、これでアイを作った。

これでアイの部分がヨレることはなくなった。

この組み糸を「ミミ」の上部分に乗せる、これは鉄則でアワセのときフックが深く刺さるようになる。

この組み糸をスレッド(糸)で巻いたら、後は瞬間接着剤だけの力でフックに固定することになる、丸呑チヌにはナノ・スムースコートの表面処理がされていて、すっぽ抜けを心配したけど、そんなことはなかった。

で、瞬間接着剤は接着剤がフックまで浸透できるよう、粘度の低いもの(ゲル状の接着剤は避ける)を選び、タップリと使う。

分解するとこんな感じ、スプリットリングは2番でブレードが動くが余裕無し

 

【ブレードはウィロー型】

ナッゾブレードはウィロー型で良いと思う、昨年まではウィロー型一枚でやったけど、今年は二枚にした。

感覚的な表現になるけど、二枚の方がいいような気がする、具体的な数字などは出せないが、ナンか良いような気がしている。

ウィロー型のサイズは0番と00番の二枚、サイズの違いが魚達のやる気スイッチを押すような気がしている。

インクス・レーベルのナッゾブレード・ウィロー型、右が0番、左が00番

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【パーツの話】

がまかつ丸呑チヌ4号、たぶん来年もこのフックを使っているはず、ナノ・スムースコートの表面処理は思っていたよりも良い、そしてカエシが針先よりやや下にあるロングテーパー、がまかつのいうところの「スパットテーパー」、このデザインがイタク気に入っている。

カエシは必要最小限の「半スレ」、自作する手間は掛かるが18本入って、定価350円、一度お試しあれ。

アイを作るブレイデットライン、オーナーのPF-02はたまたま手元にあったので使っているが、今のところこれといった不具合がない。

そしてナッゾブレードのウィロー型、これはインクス・レーベルのWebサイトから購入したほうがいい、アマゾンではシルバーがなかった。

 

インクス・レーベルの購入サイト、フィッシュイン

www.fish-in.info