By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

ブレードの不思議 (名脇役は主役を食うのか・・・みたいな話し)

インクス・レーベルのナッゾジグ5.5g、上がウィロー型ブレード下がコロラド型ブレード

【ブレードと稚魚達】

8月の暑い日、かなりの減水、岸を少し離れた流れで、ナッゾジグ5.5gにコロラド型ブレードを付けて釣っていた。

浅くなった岸辺では、メダカなのか他の稚魚なのか、とにかく小さい稚魚がいくつもの群れを作って遊泳している。

 

投げたナッゾジグが戻ってくる、すると稚魚の群れがナッゾジグの後を追い始めたのだ。

オレは少し驚いた、稚魚達はナッゾジグを捕食者として見ていないのだ、ナッゾジグはサイズも小さいし、もしもミノーだったら稚魚達は逃げているかもしれない。

ではなぜナッゾジグの後を追ったのか?

どうやらコロラド型ブレードに興味があるらしい、何度やっても同じだった。

上2本が中国製シンキングペンシル、下はジャッカルのウォーター・モニター85㎜

【シンキングペンシルとブレード】

海でも同じようなことがあった、サーフに注ぎ込む小川程度の川があり、そこで中国製シンキングペンシルにデコイのローリングブレード3番を付け、泳ぎの観察をしていた。

今まではドーでもいい中国製シンキングペンシルが(笑)、突如釣れそうな気がしてきた。

面白くなってきて、DUELのアダージョ125㎜にブレード付けて泳がせてみると、ハゼらしき魚が寄ってきて、離れないのだ。

さらにルアーをジャッカルの、ウォーター・モニター85㎜に換えてやっても同じだった。

ハゼ君はブレードをイタク気に入ったらしく、根掛かりして動かないウォーター・モニター85㎜から離れない。

田辺哲男とリック・クランの対談】

戻ってきたナッゾジグを見て、突然にある動画を思い出した。

日本のバスフィッシングの道を切り開いた、田辺哲男氏とアメリカのバスフィッシングの先頭を歩み続けるたリック・クラン氏の対談を思い出した。

田辺哲男氏はこう言っている。

「ハイプレッシャーの日本でも、スピナーベイトは今でもよく釣れるんだ」

そしてこう続く。

「バスは覚えられないみたいなんだ、ブレードの回転とスカートの複合的なうごきをね、理由はわからないけど」

www.youtube.com

【ブレードは何者?】

オレが思うに、多くの魚達は水中のキラキラした物に、無視できない何かがDNAに書き込まれているような気がする。

よく聞くのがブレードは、小魚の群れだという説、それも一つの側面かもしれないけれど、もっと決定的に違う何かがあるような気がする。

音なのか?、光の点滅?、光の揺らぎ?、それとも波動?、一体何なのだ。

 

以前にも書いたけど、オレにとってスプーンは、正体不明の金属片なのだ。

スプーンに食いつく魚の気持ちが分からない。

前回のブログにも書いたけど、スプーンに付けたブレードを手に取ってみる。

それはまるで、スプーンにスプーンが付いているような気がしてならない。

さらに視点を変えると、ヒョッとしたらブレードにブレードが付いているんじゃないかと、おもったりする。

ブレード=スプーンなのか?

日本のスピナーベイトメガバスから始まった

【海のスピナーベイト

最初はバス専用だったスピナーベイト、最近は海でも活躍している。

淡水、海水問わず魚達はブレードが、お好きらしい。

で、今現在オレはブレードは光だと思うようにしている、なぜならば水の世界では、自ら光る生き物が多いからだ、特に深海の世界ではそうだ、ホタルイカとか。

自然界はまるで、小さな宇宙のようだ。

深海の釣り師