ルアーはロッドの反発力で飛んでいきます、ロッドを振るスピードで飛んで行くのではありません。この事を頭の中に常に置いておきましょう、ロッドの反発力でルアーは飛んでいきます。
ロッドの反発力を発生させるためロッドを振るのです。
貴方がルアーを飛ばすのではありません、ロッドがルアーを飛ばすのです。
貴方はロッドの反発力を妨げる事をしてはいけません。
キャスティングはロッドを後ろ側に振ることから始まります。
その後ろに振る軌跡と前に振る軌跡と軌跡が同じならルアーは真っ直ぐに飛んでいきます。
後ろに振る軌跡と前に振る軌跡が一致しないと左右のどちらかに飛んでいきます。
キャスティングの練習の時、常にこの事をイメージしながら練習します。
その際、視線は常に目標を見ながらキャストします。
腕を大きく振る必要はありません、手首だけの動きでロッドの反発力が発生します。
ロッドを振ることとルアーの重さでロッドは曲がりロッドの反発力が発生します。
この事をよくルアーの重さをロッドに乗せると表現します。
ロッドの曲がりが大きくなると、反発力も強くなりルアーは遠くへ飛びます。
ルアーを遠くへ飛ばすことをロングキャストと呼び、近くへルアーを飛ばすことをショートキャストと呼びます。
ロッドが柔らかいスローテーパーはキャスティングのスピードを落とし、充分にルアーの重さをロッドに乗せキャストします、スローテーパーのロッドはキャスティングのスピードを速くしてはいけません、飛距離が出なくなります。
なぜならばスローテーパーのロッドはキャスティングのスピードが速くなるとロッドの反発力が発生する時間が少なくなるからです。
ロッドが柔らかくなるほどキャスティングのスピードを落とし、ユックリとロッドを振りロッドの反発力を発生させます。
一番分かりやすいのが磯竿を振るとよく分かります、長く柔らかい磯竿をユックリ振り仕掛けの重さで竿を大きく曲げると意外にも飛距離が出ます。
ロッドの硬いファーストテーパーは逆で、キャストのスピードを速くします。
繰り返します。
ロッドがルアーを飛ばすのです、ロッドの反発力でルアーが飛んでいきます。
貴方がルアーを飛ばすのではありません、貴方はロッドの反発力を妨げてはなりません。
反発力を発生させるためにロッドを振る動作が必要になるのです。
さあ、練習しましょう。