少し前のこと押し入れを整理していた。
すると白い封筒と年賀状が出てきた、記憶にない手紙だったので中身を取り出して読んだ。
な、なんとこれがラブ・レターだった。
オレは見てはいけない物を見たような気がして、直ぐに閉じた。
オレはビックリした、明らかにオレの字ではない。
見覚えのある筆記体ですぐに友人の手紙であることが分かった。
何で友人の書いたラブ・レターがオレの押し入れにあるのか?
これが分からない、ドー考えても分からない。
預かる理由もないし、だいたいオレはそのような物を預かったりしない。
だいぶ前のラブ・レターだ、友人から彼女のことは聞いていたが、会ったことはない。
第一、もしもラブ・レターを預かったとしたら、保管場所はチャンと考える。
それなのに、押し入れの中から出てきた。
一旦閉じたラブ・レターを再度読み出した。
一度も会ったことのない友人の彼女、どんな人だったのだろう。
オレにはとんでもない思い違いとかがある。
ある有名な芸能人が亡くなったと思っていて、テレビなどでそのことを見た記憶がある。
それなのに、実は生きていてチャンと芸能活動していたりする。
そのようなことが、オレには結構あるのだ。
今度押し入れの整理などしたら、一万円札なんか出てきて欲しい。