By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

また3月11日がやってくる (備えあれば憂いなし)

f:id:iwana99:20200223123741j:plain

那智の滝、マグマの末端と水が出会った場所

2012年3月11日、子供を連れて海に行った。

秋田の三月はまだ寒いけど、その日の日本海は波もなく確か青空が広がっていた。

岩館海水浴場の駐車スペースにクルマを入れていると、少し離れてミニパトカーが同じく駐車した。

子供と海を見ていると、警官一人が海の見える場所に立った。

彼は海を見て、そして長い時間合掌した。

直感的に東日本大震災で何らかの形で、災害救助活動に携わった人のような気がした。

太平洋と日本海とでは方向が逆だし、時間にしても少し早い。

けれどもそんな些細なことはどうでもいい、とにかく彼は海に向かって祈りを捧げたかったに違いない。

彼は何を見てきたのだろうか。

 

また、3月11日がやって来る。

人は忘れっぽい生き物だ、あの時どんなに悲しかったか、あの時どんなに嬉しかったか、時間と共に忘れてゆく。

「災害は忘れた頃にやってくる」は核心を突いた言葉なのかもしれない。

あの震災の時、冬に入る季節でなかったことを心底ありがたかった、それがせめてもの救いだった。

 

その時に準備した、食糧などは結局日常生活で消費した。

時代がどんなに変わろうと、生きていくためには食糧よりもまず、火と水が必要だと思っている。お米だって育つには火(太陽)と水が必要だ、地球もまた火(マントル)と水でできている。

災害時も食糧を生かすも殺すも、火と水だと思っている。

火も水もコントロールされてこそ、人と自然に幸せをもたらす。

 

これを読んでくれる方、災害時の対策は万全ですか?

f:id:iwana99:20200223124157p:plain

那智の火祭り