By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

令和5年(2023) 6月11日の渓流釣り (静かな白神の森、つ、つ、釣れない)

希にではあるけど、ビックリするほど透明度の高いところがあり、地面と水の境目が分からず足を入れることがある、あれは不思議な感覚で、異次元感覚が足を襲う

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令和5年 (2023年) 6月11日 秋田県藤琴川上流域

【天候】曇り

【気温】午前8時・18℃

【水温】午前8時 ・12℃

【水質】良好

【水量】わずかに増水

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【寒い一日】

天気予報では11日、日曜日は気温が上がり快適な釣り日和・・・となるはずだった。

 

オレは早起きして、珍しく上流域にイワナ釣りに出かけた。

ウェーダーなんぞは履かず、ウェディングシューズとスパッツを履き、ジャバジャバ流れの中に入っていった。

ところが、ところが、空は曇りのまま、気温が18℃、寒い、鼻水は出るし、沢の水は冷たい。

 

イワナ達は出てくるが、一向にルアーに喰いつかない、ルアーに襲いかかるスピードではないのだ、ノラリクラリと出てくる。

オレは焦り始めていた、前日の雨で水温が下がって活性が下がったのか、それとも釣り人のプレッシャーなのか。

イワナ達がユックリと観察する間を与えない、瀬の釣りに重点を置きなんとか一匹釣り上げた。

サイズはチョビットだけオマケして27㎝、4時間掛けて釣り上げたのが、この一匹だけ。

この日、唯一の成果で、ようやく釣れた一匹


【静かな白神の森】

山の方からは騒がしい人の声らしきのが聞こえる、何か騒がしいのだ、普段であれば不審に思うのだけれど、今日はそれどころではないのだ、釣れないのだ。(笑)

きっと狸や狐が、下手くそなオレの釣りを笑っているのだろう。

 

スプーン、フローティング・ミノーもダメ、普段は使わないサスペンドも引っ張りだしたが全滅状態。

オレは帰ることにした、険しい崖をよじ登り、ヒーヒーいいながらブナ林を抜け林道に出た。

珍しく白神の森は静かで、鳥の鳴き声も、カジカの合唱も聞こえず、静寂だけがオレを包んでいた。

マァー、こんな日もあるさ。

ブナの森を抜けて林道に出る、今日は不気味なくらいの静寂な白神、こんな日は釣れない