多くの渓流釣りではウェイデングシューズを履く、ストッキング・ウェーダーは履かない。
綿パン、スパッツ、ソックスの組み合わせ。
利点はいざとなったら泳げるし、転倒時身体の自由がきくし、水流の抵抗が違う。
ウェーダーの釣りは水の侵入をとにかく避けるためウエストベルトは必須。
けれどもこの時の注意点は、転倒時ウェーダーが浮き袋の役目をするということ。
鮎釣りの人がこの状態で転倒して足が水面上、上半身が水中の状態で流されたことを友人から聞いてゾッとした。
【ウェイデングシューズの利点】
渓流釣りでのウェイデングシューズの利点は他にもある。
バスフィッシングでのボートは移動の最良の道具だ、渓流釣りでのボートの役割は自分の足!
ウェイデングシューズはとにかく機動性に富んでいるし軽快だ。
最大の欠点は濡れること、オマケに渓流は冷たい。(ストッキング・ウェーダー着用時は、もちろん濡れない)
それを補うために保温性の高いネオプレーン素材のスパッツとソックスが必要となる。
けれども、この組み合せは初夏から最高の組み合わせになる。
汗ばむ季節も渓流の冷たさが心地良い、綿パンも化繊が多いとアッという間に乾く。
ウェイデングシューズは秀山荘のウェイデングシューズと決めている。
というか、秀山荘しか使ったことがない。
耐久性は抜群、長年使っているから間違ってはいない。
【足の裏感覚】
どうも日本人の足の裏感覚は欧米人と違うみたいだ。
欧米のウェイデングシューズの底はガチガチに硬く、その硬さを利用して岩場の凸凹に爪先を乗せ、硬い靴底に体重を掛け移動するみたいだ。
良い悪ではなく設計思想事態が違うのだ。
で、日本人はどうも足の裏で岩などを「包み込む」みたいな感じ、上手く説明できないけど、そんな感覚だ。
秀山荘のウェイデングシューズは元々「沢登り」から始まっているので、日本人の足裏感覚からの設計思想なので靴底の柔軟性があるように思える。
最近は各メーカーからウェイデングシューズが出て選べる楽しさが増えたが、秀山荘の設計思想が変わらない限り使い続けるつもりでいる。