野生動物は自分の能力に全てを懸ける。
野生動物がピンチになっても、映画みたいに助けが入るわけではない。
一匹一匹、が己の力で生存競争に打ち勝っていかねばならない。
極端な言い方をすれば、野生とは自己救済だと思っている。
どんなことがあっても他の援助はあり得ない、自分の能力に懸ける、それが野生だと思う。
集団で行動する動物には仲間を助けることがあるが、常時助けが入るわけではない。
細心の注意を払い、危険をいち早く察知するのもだけが生き残る。
食えなくなった者から脱落してゆく、ここ秋田は雪が降る、地上は雪で覆われる。
野生動物にとって、冬は正真正銘のサバイバルの季節となる。
そんな野生動物の一生の中で、人間でいう夫婦になるというのは得がたい関係だと思う。
「己の力のみが全て」の世界で、パートナーを得るのは何事にも変えられない喜びがあるような気がする。
海でも川でもあるのだけれど、掛けた魚を手元に引き寄せると他の一匹がまとわり着くように寄ってくる時がある。
本当のことはわからないけど、オレの頭の中には「夫婦」という言葉が点滅し出す。
数多くの魚を釣った、それはオレが魚を釣るのが好きで魚の習性も少しは知っている。
けれども、魚一匹一匹が持っている物語を知っているわけではない、知る必要もない、それは神のみが知る世界だ。
けれども、まとわり着くように寄ってくる魚を見ると、物語が嫌でも見えてくる。
それが嫌ならサッサと釣りなんか止めてしまえば良いのに、止められないオレが居る。
この事に対する答えなんかあるのだろうか。
【ドビュッシー 月の光】
心を落ち着かせるときよく聞いている動画。
彼女の国籍も年齢もプロであるかも一切知らないけど、彼女のギターを弾く姿に惹かれる、とても強く惹かれる。
彼女にとってギターは良きパートナーなのだろうか。
【オマケ】