By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

ダイワ バリスティックFW LT2000SS-XHを使ってみて(ザイオン素材はリールをどう変えたか)

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ダイワ バリスティックFWは渓流のルアーフィッシングのためにあるようなもの

ザイオンが変えた軽さ】

ダイワのリール、バリスティックFWを今期から使ってみた結果を書き留めてみた。

バリスティックFW LT2000SS-XHを実際使うまでは、不安だらけだった。

その前に使っていたシマノ・ツインパワーは、ネームバリューと実力は折り紙付きだったから。

 

最初に受けた衝撃はその軽さ、Amazonから送られてきた箱を手に取ってみても、中にリールが入っているとは到底思えなかった。

カミさんがどうせたいした物なんか入っていないと今でも思っている、恐るべし軽量化リール。

 

バリスティックFWの意味はフレッシュ・ウォーターの略で、マグシールドは搭載されいない。

自分にとって渓流ではマグシールドは必要ではないと考えている。

実際に釣ってみて驚いたのは感度、今まではモアーっとした感度を捕っていたが、バリスティックFWに変えてから、ハッキリとしたアタリがロッドに伝わった。

まるでリールが無いかのような感度だ、ザイオンボディの軽量化なのか、エアローターなのか分からないけれど、最新技術の進歩に驚いた。

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巻き感度は素晴らしい、ダイワはもっと宣伝すりゃ良いのに


【イバラの道を選択したダイワ】

最初から不安材料だったのがザイオンの樹脂ボディで、樹脂ボディ・イコール、「歪む」だった。

クルマのシャシーと同じで、歪むシャシーは真っ直ぐ進まないで、リールではギアの噛み合わせが狂い巻けないになる。

ダイワは「プラスチック樹脂に10%のカーボン配合が限界」の常識を打ち破り、カーボン配合を3倍に増やすことに成功した。

結果、高剛性と思いがけない「感度」が生まれたと思っている。

 

スプーンを落としてゆく過程で、喰ってくるイワナやヤマメがいるが、そんな時モゾモゾとしたアタリが分かる、正直驚いた。

まるでそれはナイロンラインからPEラインに換えたような明確な感度が手に伝わる。

「これは使える」そう思った、バリスティックFWの最大の恩恵はこの感度の良さだった。

スプーンのリフト&フォールで取れなかったアタリが取れるのだ。

実際今期はスプーンの出番が、いつもの年より多くなったし、結果も出した。

 

それと流れを今まで以上に読めるようになった、流れが緩いところから流心に入っていく過程が文字通りロッドに伝わり、手に取るように分かる。

俗にいう、巻き感度が素晴らしい。

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ダイワがイバルだけあってエアローターは軽い、特に巻き始めは軽い



今年は試していないが、バリスティックFWにPEラインを巻いたら感度はどうなるだろうか。

でもどうだろう?、渓流では流れが複雑でルアーとロッドを繋ぐラインは一直線にはならない。

大なり小なりラインは弧を描いている、PEラインは大きく弧を描くほど感度は下がる傾向にある。オマケにPEラインは流れの影響を強く受ける。

マァー、理屈はともかく実際にPEラインで釣ってみたい。

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下巻きに今まで使っていたラインを15m巻いた状態、これに新品50mを巻く


【4lb・0.165㎜ラインにこだわる自分】

スプールは4lbラインが100メートル巻けない。

スプールの表示には2.5lb(0.12㎜)ラインで100m、3lb(0.14㎜)ラインで70mとあるが、自分はどちらも使わない、必ず4lbで直径0.165㎜を使っている、4lbで直径0.148㎜でも駄目なのだ。

人様のことは分からないが、ラインが細くなると自分はフッキングがまるで下手くそになってしまう、バラシの連続になってしまうのだ。

なので4lb(0.165)ラインを65m巻いている。

内容は下巻きとして今まで使っていたラインを15m巻いて、それに新品の100mラインを半分の50mを繋ぎ、計65mとして使っている。

これだと経済的で、新品ラインを一ヶ月使うとすれば100m巻きのラインは二ヶ月使える。

自分は自宅の廊下に10mの長さにピンを2本打っておく、そのピンにラインを5回巻くと50m

で、その部分に輪になるよう結び目を作る。

そして巻いてゆくのだけれど、手でグルグル巻いてはいけません、糸ヨレができます。

巻いてあったプラスチック製のスプールをクルクル回しながら巻いていきます、時間かかるけど。

リールに巻いてゆくとき50mの目印の結び目の輪が出てきたら、そこが50mで結び目の輪だと分かりやすく、巻きすぎてもすぐ分かります。

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高い剛性があるから高感度が生まれるザイオン

【これからのザイオンの進歩が楽しみ】

今期、バリスティックFWを使ってみて感じるのは、初心者にはうってつけのリールだと思う。

軽さと剛性と感度を実現したザイオンは敬意を表したい、ダイワが「イバラの道を」選んだ事だけのことはあると思っている。

まず、自重が軽いし巻き始めも軽い、巻き心地も問題なし、とにかくリールの存在を感じさせない、そのくせアタリは明確にでる。

使い始めはサラサラした巻き心地だけど、使っているうちにサラサラ感が消えシットリ感が出てくる。

そのうちダイワはザイオン素材に適した形状を見つけ出すと思っている、その時はまたバリスティックFWを使おうと思っている。

ホント、ダイワって面白いことを考える。

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【ダイワ バリスティックFW LT2000SS-XH】

初心者から渓流の強者まで推薦できる、渓流のルアーフィッシングのためにあるようなリール。

軽量化リールをウリにしているが、巻き感度が素晴らしい。

渓流のリールを買い換えたい人は、候補に入れてもらいたい。

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