【新バージョンZAION V】
昨年はバリスティックFWを初めて使い、ザイオン素材の可能性を実感した年だった。
今までは何が何でもメタルボディ信者だったけど、バリスティックFWを使ってからガラリと変わってしまった。
オレの中では軽さはそれほど重要ではない、少しくらい重くったって良いじゃないか。
なのだけれど、ザイオンがもたらす軽量化とボディー剛性は、素晴らしい感度をプレゼントしてくれた。
で、2021年ダイワは新しくZAION Vという、新しいザイオン・バージョンを出してきた。
だぶんカーボン配合を少し落としたのだろう、それを低価格帯に投入してきた。
一番目を引いたのが、CALDIA(カルディア)だ。
この価格帯でザイオン+モノコックボディ、これは良い組み合わせだと思う。
ザイオンより少し剛性が落ちたザイオンVを、モノコックボディでカバーする心憎い配慮。
シマノがボディ剛性でモタモタしている間に、ダイワは新しい視点でモノコックボディを手に入れてしまった。
モノコックボディが特許を取ったかは知らないけれど、この件ではシマノは後塵を拝することになった。
ダイワはこれで、リールカバーの概念を変えてしまった、マァよく考えたモンだと思う。
ナンセ、リールカバーを止めるネジ穴を必要としなくなったばかりか、剛性面でリールカバーを重要なパーツに昇華させてしまった。
シマノは世界最大の自転車のパーツ屋で、ギアの精度に血道を上げるのは理解できるけど、リールのボディー形状に新発想を持てなかったのは何故だろう?
それはともかく、ダイワはシマノより圧倒的に特許数が多い。
【カルディアはこの価格帯の覇権を取れるか】
で、渓流用リールに使えるのはFC-2000S-Hだ。
ギア比5.8で充分に使えるし、ローターはZAION Vで巻きだしは軽く渓流ではその恩恵は大きい。
そして4lbラインが100m巻けるスプールは、初心者にとって扱いやすいと思う。
そして、ダイワ御自慢のマグシールドを抜け目なく搭載している。
ダイワはやる気満々だ。
実売価格は2万円を切ると思う。
バリスティックFWを使って見た視点から想像すると、21カルディアは初めての渓流釣りに使って損はないスピニング・リールだと思う。
そして、脇を固めるのはこれまたダイワ御自慢で特許を取ったATDドラグ、LC-ABS(ロングキャスト-ABS)、などなど。
面白くなってきた。(笑)