By The Sea

初めての渓流釣りの人へ、街の喧騒を離れ出かけよう

遊びとしてのフローティング・ミノー (ヘビーシンキング・ミノーとパニッシュ)

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安曇野の流れ、こんな川で釣りをしてみたい

【ロングセラー、パニッシュ】

1994年、スミスからパニッシュが発売された、あれから27年結局パニッシュはカタログから消えることはなかった。

正真正銘のロングセラーで、多くのフィールドで多種多様の魚達を釣り上げてきた、今でも。

 

多くの動画を見てきたが、多く使われているミノーは大部分はヘビーシンキング・ミノーだ。

初めてヘビーシンキング・ミノーを使ったとき、その能力に驚いた。

フローティングミノーでは、逆立ちしても泣いてもワメイテも叶わない深場で、易々とイワナ、ヤマメを掛けた。

オマケにロングキャストもできた、このロングキャストはバカにできない強力な武器になることもある。

盗賊のようにソーッと背後から近づき、最後はロングキャストで仕留める、これができた。

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このイワナ周囲に岩もなく小砂利の川底で釣れた、いったいどこに居たのだろう

【フローティング・ミノーの優位性】

でも、何故かオレはヘビーシンキング・ミノーに傾くことはなかった。

理由は今でもハッキリ分からない、強いていえばフローティングミノーは釣っていて楽しいからだ。

うまくはいえないけれど、推理小説を読み解くようなワクワクする要素がある。

あそこでターンさせて、あの岩の辺りでトゥイッチングさせて、あの石の付近で浮かせる、みたいな遊びがフローティング・ミノーではできる。

 

更にいえば、水深が浅く流れの複雑な瀬の釣りでは、フローティング・ミノーの独壇場だと思っている。

瀬の特徴は至る所で波が出て、流れが強く複雑だ、これは裏を返せば石がゴロゴロしている状態を示している、波と石は鳥の襲撃からも身を隠せる絶好の場所なのだ。

この瀬をパニッシュ55Fで釣るのは、本当に楽しい。

意外なところからパニッシュめがけて、魚達が出てくる。

流れの真ん中に立てばアップストリーム、クロスストリーム、ダウンクロス、ダウンストリーム、360度どこにでも投げられる。

 

根掛かりも多いけど、水深が浅いから回収は楽で、根掛かりを外したら勝手に浮いてくるので、回収は更に楽になる。

初心者の方、ヘビーシンキング・ミノーの隣にフローティング・ミノーを置いて欲しい。

あの小さな渓流釣りミノーを魅力的に泳がすには、フローティング・ミノーしかできない。

世界中で売れ続けるミノーのベストセラー、ラパラの神髄はあの泳ぎにある。

軽くて飛ばない・・・、それがどうしたというのだ、ラパラは釣れるのだ。

話がズレた。

【趣味なのだから】

結局のところ、遊びなのだ。

だって趣味だから\(^O^)/、他人のために釣りをしているワケではない、オレが幸せになれば良いだけの世界だから。

 

もう夜が明けてきた、これから釣りに行ってくる。